新入社員研修:本当の卒業基準とは
この研修プログラムは、3か月を一つの目安として設計されています。
すると、多くの方が最初に気になることがあります。
「私はいつ営業現場へ出られるんですか?」
「3か月経てば配属されるんですか?」
結論からお伝えします。
3か月経ったから現場へ出るわけではありません。
逆に言えば、
3か月待たなければいけないわけでもありません。
営業現場へ配属されるタイミングは、日数ではなく、
「お客様の前に立てる状態になっているかどうか」
これを会社が判断して決めています。
今回は、この研修プログラムの目的と、営業現場へ配属される基準についてお話しします。
この研修の目的は「3か月学ぶこと」ではない
この研修は3か月という期間で組まれています。
しかし、本当の目的は、
3か月かけて勉強・体得することではありません。
目的は、
一人の不動産仲介営業マンとして、お客様の前に立てる状態になること。
これだけです。
3ヶ月という研修期間はあくまでも目安です。
3ヶ月かけることが目的ではありません。
だから、
3か月で卒業する人もいれば、
もっと早く現場へ出る人もいます。
逆に、もう少し時間をかけて学ぶ人もいます。
人によって卒業時期は違う
当然ですが、入社してくる方は全員が同じ経験値で同じ能力ではありません。
営業経験がある人もいます。
不動産業界を経験してきた人もいます。
まったく営業経験がない人もいます。
社会人経験そのものが少ない人もいます。
また、
物事の考え方、理解力、
吸収するスピード、話し方、
これまで積み重ねてきた経験も人それぞれ違います。
だから、研修期間も同じになるはずがありません。
早く現場へ出られる人とは
例えば、
- 以前から不動産仲介営業を経験していた方。
- 営業経験があり、お客様とのコミュニケーションにも慣れている方。
- 宅地建物取引士の知識があり、不動産の基本的な仕組みを理解している方。
- 土地勘があり、エリアの特徴も理解している方。
- ヒアリングや物件の条件整理が自然にできる方。
- 住宅ローンや買付、契約までの流れも理解している方。
こうした方であれば、
会社としては長期間研修だけを受けてもらう理由がありません。
最低限の会社独自のルールや営業の進め方を理解できれば、
「現場へ出ても問題ない」と判断できます。
会社としても、一日でも早く戦力になってもらえた方が、
お客様にとっても会社にとっても本人にとっても良いことです。
そのため、
場合によっては1か月どころか、それより早く営業現場へ出ることも十分あり得ます。
この研修は営業未経験者を基準に作られている
一方で、そもそもこの研修プログラムは、
不動産未経験・営業未経験
の方を基準に設計しています。
不動産未経験、営業未経験でもこの世界で活躍できるようになる為です。
だから、
営業経験者にとっては、
「こんなことは知っている。」
「今さら説明を受けなくても理解している。」
「俺なら出来る。」
そう感じる内容もあるでしょう。
それは当然です。
営業経験がある人と、
営業経験ゼロの人ではスタート地点が違います。
そのため、この研修では未経験者でも一から理解できるよう、基本から丁寧に積み上げる内容になっています。
分かっている内容は飛ばしても構わない
もし、
「この内容は十分理解している。」
「実際に現場でできる。」
そう思えるのであれば、
その内容は飛ばしていただいても構いません。
無理に最後まで読む、聞く、練習する必要はありません。
しかし、ここには一つだけ条件があります。
「知っている」ではなく、「出来る」こと。
「理解している」ではなく、「実践できる」ことです。
知識として知っているだけでは意味がありません。
現場で自然に実行できること。
お客様を購入へ導けること。
社会や会社の規律を理解し、営業倫理に則した行動ができること。
これが前提です。
スキップするなら、その責任も伴う
例えば、
研修を飛ばしたにもかかわらず、
後になって、
「その話は初めて聞きました。」
「読んでいませんでした。」
「分かりません。出来ません。」
これは通用しません。
飛ばすということは、会社も研修担当も、
「その内容はもう理解し、実践できる。」
という前提で関わります。
だからこそ、
少しでも自信がないのであれば、
必ず動画を見てください。
記事を読んでください。
トークを覚えてください。
ロープレをしてください。
一つひとつ理解しながら進めてください。
研修は、早く終わらせることが目的ではありません。
あたなが後に現場で困らないためにあります。
1日でも早く成果を出して、この世界、この会社に挑戦しに来た目的を達成するためにあります。
時間がかかることは悪いことではない
中には、
理解するまで、体得するまでに時間がかかる方もいます。
営業経験がない。
不動産も初めて。
住宅ローンも聞いたことがない。
そんな状態からスタートする方もいます。
だから、3か月かかることもあります。
場合によっては、それ以上かかることもあるかもしれません。
でも、それは決して悪いことではありません。
能力が無いわけでもありません。
大切なのは、
焦って現場へ出ることではなく、
現場へ出ても通用する力を確実に身につけることです。
会社としても、
時間がかかるからといって見捨てるつもりはありません。
理解できるまで、実践できるまで、
一緒に積み上げていきたいと思っています。
私たちが本当に見たいもの
この研修で見たいのは、
テストの点数ではありません。
暗記した知識でもありません。
実際にお客様の前で、その知識、その営業力を使えるかどうか。
そこです。
お客様の話を聞けるのか。
条件整理ができるのか。
住宅購入の意味を伝えられるのか。
買付や契約までの流れを説明できるのか。
迷った時に素直に上司へ報告・相談できるのか。
そうした営業マンとしての土台が整っているかを見ています。
それが確認できれば、
会社は安心して営業現場へ送り出すことができます。
最後に
私は、この研修を通して、
新入社員の皆さんに一日でも早く営業として活躍してほしいと思っています。
一日でも早く契約を取り、
一日でも早く成果を出し、
一日でも早く収入を上げてほしい。
それが私にとっても、この会社にとっても一番うれしいことです。
だからこそ、配属を急ぐことが目的ではありません。
「現場に出て戦える状態になること」。
これが一番大切です。
この研修は、そのための準備期間です。
一歩ずつ着実に積み上げ、会社が「もう大丈夫だ」と判断したその日が、あなたの本当の研修卒業の日になります。
そして、その日から本当の意味で、不動産仲介営業マンとしてのスタートが始まります。
一緒に頑張っていきましょう。